和室で使われる、いわゆる「座椅子」。 デザイン的には、工房悠の定番家具「座布団椅子」の派生系とも言えるものです。 座椅子とはいえ、長時間の座姿勢にも耐えられるような設計をしました。 座の高さを確保させるために畳ズリを幅広く取り、また背部の腰回り位置に堅めのクッションを施し、またこれは背の途中までとすることで背のS字カーブに合わせたラインを形成させるなど、それぞれ座り心地を確保させました。 あぐらを掻いても、あるいは脚を投げ出しても程よいバランスで、長い時間、様々な姿勢で座るには格好の構造とデザインです。 主材はブラックウォールナット、ラダーは本クルミ。アームはカーリーメープル。 アームは希望により左右、および両アームに対応しますが、片アームの方が圧迫感が無くて良いでしょう。 |
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寸法 | 550w 580d 550h(sh:150) |
材種 | ブラックウォールナット 本クルミ、カーリーメープル |
仕上げ | オイルフィニッシュ |
価格 | \73,500(消費税込み) |
座椅子 思考 まだまだ床座の機会の多い日本の住環境ですが、一般に「座椅子」というジャンルの椅子には、良い掛け心地のものは多くはありません。 古来の日本の生活環境、身体所作においては、正座に見られるような姿勢制御に耐えられる身体訓練がなされていましたが、近代化以降、現代日本ではそうしたものは失われてきているというのが実態です。 ところが市場においてはそうしたことが顧慮されないままのおざなりな「座椅子」が多いというのが実態です。 これは座位置の高さ(シートハイ)、腰を支える部位の脆弱さ、などに原因を求めることができるでしょう。 座椅子のデザイン設計において要請されるこうした問題を意識しつつ提案したのがこの「ZAISU 09」です。 |
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