一枚板の天板はクラロウォールナットという材種です。
これはブラックウォールナットの亜種ですが、大変貴重な材です。
その性質は最高級といわれるブラックウォールナット以上に粘りがありきめ細かく、色調もとても複雑で多くの色が絡みます。
そのほとんどに縮み杢、こぶ杢などさまざまな杢をかもすというすばらしい銘木です。
入手困難で高価なため、そのほとんどは突き板、合板にされ高級家具などに用いられたり、趣味性の強いガンストック(銃床)などに珍重されているようです。
この天板は私が丸太原木を入手、製材、乾燥管理されたものです。
この材種の原木は過去4本ほど入手しましたが、この原木が最もボリュームがあり、素性も良いものでした。
(ClaroWalnutは接ぎ木された台木であるためにその長さは自ずから制約がある。天板 末口に視認できる細胞変化はこの接ぎ木の痕跡)
脚部は大きなテーブルの制作に多用される工房 悠のオリジナルデザインです。4寸(120mm)材厚から削り出された重厚なものです。
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